クラブの壁を超越して芽生えた絆
2012年~2014年の間に水戸ホーリーホックがリーグ戦を戦ったスタジアムには全て行ったくらいアウェイ遠征にもよく行くので、ガルパンファン目線でその思い出について書こうと思います。「西住流」ならぬ「柱谷流」の対決
去年の初遠征はギラヴァンツ北九州戦でした。ちょうどガルパンのBlu-rayを全巻買い揃えた時期と重なってしまい、当初は資金の問題で行かないつもりでしたが・・・
ブツが届きました。私はこれで北九州遠征を諦めました。 pic.twitter.com/18L3GdX2cY
— 水戸子龍@Remember 2014 (@mitoshiryu) 2014, 2月 16
前日にサガン鳥栖のホームゲームがあり、はしご観戦ができることに魅力を感じたのと、せっかく買った「あんこうユニ」を北九州のサポーターに見せびらかしたかったため、無理して行くことにしました。J2ファンならご存知の方も多いと思いますが、ギラヴァンツ北九州はアニメゲーフラ(両手で持つ応援用の旗のこと)が氾濫していることで有名です。去年、水戸ホーリーホック戦専用に作られたゲーフラを見たときは爆笑してしまいました。『北斗の拳』の名(迷?)台詞と両チームの監督を務める柱谷兄弟に引っ掛けたネタです。イラストだけでなく、ユーモアセンスも本当に素晴らしく、密かに敬意を表していました。「この人たちならガルパンもネタにしてくれるんじゃね?」と淡い期待を抱いたのも、遠征決行の理由の一つです。
画像は故『Jリーグ公認ファンサイトJ's GOAL』より。
惜しいサイトを亡くしました(涙)
前日のサガン鳥栖と鹿島アントラーズの試合は大人しく観戦し、小倉城や門司港レトロなど、北九州市を観光した後、ギラヴァンツ北九州の本拠地・本城陸上競技場へ。試合開始まで時間があるので、スタジアムの周辺を徘徊していると、どこかで見たことのある人に話しかけられました。そうです、彼らです。今年はさらにパワーアップしたゲーフラを用意してくれていました。
画像は『Jリーグ公認ファンサイトJ's GOAL』から取ったイメージです。
実際に私が遭遇したシーンとはやや異なります。
当時はまだ珍しかった「あんこうユニ」姿の私を見つけて、声をかけてくださったそうです。「熊本の子だと分かっていたけど、つい・・・」「本当はアミバの方を先に作るつもりだった」など、サッカースタジアム内とは思えないアニメトークをさせていただいた後、ガルパンゲーフラと記念撮影させていただきました。
「柱谷流に逃げるという道は無い こうなったらここで決着をつけるしかないな!」
ガルパン最終回の名シーンを、「西住流」ならぬ「柱谷流」で再現したものです。去年のゲーフラと比べても勝るとも劣らない出来栄えではないでしょうか。
そしてアンコウユニとお姉ちゃんゲーフラという奇跡のコラボ。撮影させていただいた水戸子龍さまありがとうございました! http://t.co/CacxOpRp8k
— イエクオ@ニワカサカ垢 (@yellowquokka) 2014, 3月 17
そのお礼として、この日の試合で勝ち点3をプレゼントしただけでなく、最終戦もギラヴァンツ北九州の応援に行ったりしました。今シーズンは専用ゲーフラ作成だけでなく、勝ち点3をお返しいただけるものと期待しています(笑)
後ろからでも分かる痛ゲーフラの存在感(笑) pic.twitter.com/OiQjRfl7Ox
— 水戸子龍@Remember 2014 (@mitoshiryu) 2014, 11月 23
半分本気で半分冗談のような話はさておき、本当に良い思い出になりました。ガルパンゲーフラと一緒の写真を撮れたたこともさることながら、これまで他クラブのサポーターと交流したことなどあまりなかったので、こうしてガルパンを通じて交流できたことが嬉しかったです。まさに「あんこうユニ」の力によって生まれた奇跡と言えるでしょう。
あまりに嬉しかったので、サッカー狂の宣伝プロデューサーにこのことを報告しておきました。
@54yuzy 北九州まで行ってきました。あんこうユニでスタジアムをうろついていたら、ギラヴァンツユニを着た西住まほゲーフラ(兄弟対決ネタ)を作成された方に声をかけていただきました。サッカー以外の部分でも他サポと交流でき、とても有意義な時間でした。ガルパン最高です!
— 水戸子龍@Remember 2014 (@mitoshiryu) 2014, 3月 16
そうしたら、ちゃんとお返事をいただけました。
@zh3kngs おお、本当にお疲れ様でした!立場上あまりゲーフラには言及できませんが、うれしい事です!そしてまたホームで切り替えていきましょー!
— 廣岡祐次 (@54yuzy) 2014, 3月 16
いろいろ権利を侵害しているであろうゲーフラにも目をつぶってくれるガルパンの宣伝プロデューサー様は世界一ィィィィィィィ「あんこうユニ」効果で助っ人サポーターをゲット!
「あんこうユニ」をきっかけとした交流は、V・ファーレン長崎戦でも生まれました。この日も「あんこうユニ」姿で長崎県立総合運動公園陸上競技場を訪れた私は、相手サポータと「前節は惜しかったですね」「水戸のエンブレムって、徳川家の家紋なんですよ」というような当たり障りない会話をしながらアウェイサポーターエリアに入ろうとしていました。そこで「あんこうユニ」を着た見知らぬ男性に話しかけられます。「水戸ホーリーホックのホームゲームでは会ったことはない人だ」と思っていたら、何と地元・諫早市の方でした。いろいろあって、今のV・ファーレン長崎に不満があるらしく、ガルパンファンである縁で、この日は水戸ホーリーホックを応援してくださることに。ゴールデンウイーク最終日の遠方での試合ということもあり、いつも以上にサポーターが少ない日だったので、本当に助かりました。私が持っていた歌詞カードを貸したところ、ガンガン歌っていただけました。慣れない応援のはずなのに何のためらいなく声を出せるところを見ると、サッカー観戦歴は相当長そうで、ただ者ではない感じです。
試合は残念ながらドローに終わりましたが、「応援は水戸が勝ってましたよ」と言っていただき、嬉しかったです。スタジアムからの帰り道の案内までしていただいたり、その後の飲み会にもご一緒いただいたり、大変お世話になりました。
惜しむらくは連絡先を聞き忘れてしまったこと。もしこのブログをご覧になったら、ぜひコメント欄などにご一報ください。
ここで紹介したのは、ほんの一例です。「あんこうユニ」を着るようになったことで、話しかける機会が大幅に増えたように思います。ガルパンという共通言語を得たことで、他クラブのサポーターと交流しやすくなりました。コラボ開始当初は想像もしていなかったことです。前にも書きましたが、まさに“予想を裏切り、期待を裏切らない”ガルパンコラボ。今年は去年ほど遠征には行けませんが、新たな出会いを楽しみにしています。
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