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2015年6月11日木曜日

柱谷監督の解任について

チームのためにチームを去った恩人に報いるために

薄れた勝利への執念、必然の解任劇

結果論ではなく、昨シーズンで契約を切っておくべきでした。就任2年目以降で最低の成績、ホームスタジアムのピッチコンディションを考慮しない戦術への固執、「20勝」という公約をなかったことにした無責任さ・・・。はっきり言って、勝利への執念の薄れを感じました。おそらく、まだ契約が残っていたことと、これまでの功績を評価しての続投だったのでしょうが、完全に裏目に出ましたね。監督本人はすでに責任を取ったので今更責める気はありませんが、クラブの責任は重いと言わざるを得ません。
シーズン前からこのように考えていた私にとって、今シーズンの唯一の希望は、監督本人が「鬼の柱谷に戻る」と宣言していたことでした。鬼に戻って若手主体となったチームを鍛え上げてくれれば勝機が見出せるかもしれないと妄想したのです。鍛えるのには時間も必要でしょうから、シーズン序盤は極力批判的なことは言わないように心がけ、本来のホームスタジアムを使えない不利もある3月~5月は我慢の時期と位置づけ、野次も極力飛ばさず、応援に専念しました。その結果は、周知の通りです。理想のサッカーができるはずのピッチに生まれ変わったケーズデンキスタジアム水戸でも勝てず、京都サンガ戦後に信じられないコメントを残したのを見て、もう先はないと思っていた矢先の解任劇でした。

「闘将」の名に恥じない4年半の功績

勘違いしていただきたくないのですが、柱谷監督は断じて無能な指導者ではありません。J2で最低レベルの予算しかない水戸ホーリーホックの監督を4年半も務めながら、降格圏に順位を落としたのは今シーズンのみです。これは特筆すべき功績だと思います。塩谷選手(現サンフレッチェ広島)、橋本選手(現川崎フロンターレ)、輪湖選手(現柏レイソル)らをJ1へ送り出すなど、選手の潜在能力を引き出すことにも長けていました。一時的なものではありましたが、残留どころか昇格の夢を見ることもできました。東日本大震災で原発事故が起こっても、クラブライセンス制度のくだらないルールのせいでJ1を目指す資格すら剥奪されても、監督に就任するまでは何の縁もなかった水戸市という地域のために闘ってくれた功績は、今回の解任劇で否定されるものではありません。その全てが好きだったわけではありませんが、「闘将」という現役時代の異名に違わぬ人物でした。4年半、本当にありがとうございました。

あとには退けない戦いです!

ただ、監督としては優し過ぎたように思います。馬場選手のブログを読めば、選手から慕われていたことがよく分かりますし、私のような1サポーターにも気さくに接してくれました。それはそれで素晴らしいことなのですが、今の水戸ホーリーホックに必要なのは、選手に嫌われてでも、サポーターを蔑ろにしてでも、勝ち点を積み上げられる監督です。
そう判断したからこそ、クラブも解任に踏み切ったのでしょう。シーズンが折り返すまでは我慢するかと思っていたのですが、私の想像以上に状況は思わしくないようです。貧乏クラブが、シーズン途中の監督解任という劇薬に手を出さざるを得なかったという事実を重く受け止め、サポーターも含めた関係者全員の力を結集して、この難局を乗り越えましょう。そうしなければ、泣き言一つ言わず、全ての責任を負ってチームを去った監督が浮かばれません。

ちなみに、茨城新聞社に知り合いがいる関係で、監督解任当日に電話取材を受けました。記事に私のコメントが使われましたので、興味のある方は下記のツイートをご覧ください。

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