アマチュアチームでもプロフェッショナルに
昨シーズン水戸ホーリーホックを退団した日本人選手で唯一進路が確定していなかった小澤選手が、東海社会人サッカーリーグ1部のFC鈴鹿ランポーレに完全移籍することになりました。
[ニュース]小澤 司選手 FC鈴鹿ランポーレへ完全移籍のお知らせ。 http://t.co/2CWILzWBQz #hollyhock pic.twitter.com/H9v80EiPOp
— 水戸ホーリーホック (@hollyhock_staff) 2015, 4月 24
山﨑選手が昨シーズンプレーしていたFC刈谷と同じリーグのチームですね。他の仕事をしながらプレーする選手も多いアマチュアのリーグですが、結果を出せば再びプロの舞台に帰るチャンスがあることは山﨑選手が証明済みです。小澤選手は水戸ホーリーホックに所属した4年間でずっと主力として活躍してきた選手であり、その実力に疑いの余地はありません。162cmという小柄な体格からは信じられないようなプレーを何度もこの目で見てきました。試合告知のポスターに登場したり、サッカー雑誌で取り上げられたり、シーズンパスポート早期購入特典の卓上カレンダーに登場したりもしました。以下、私のコレクションをちょっとだけ紹介します。この画像は私の部屋に飾ってある試合告知ポスターです。右が小澤選手、左はサンフレッチェ広島に移籍して日本代表にも選ばれた塩谷選手です。
これらのツイートは小澤選手の契約満了が発表された時のものです。当時の私の悲しみを少しでもご理解いただければ幸いです。
クラブの判断に不満はない。ただ、この3人がたった2年半で全員クラブからいなくなるとは夢にも思わなかった。ちょうどスタジアム通いを始めた時期の主力選手だっただけに寂しい。 >RT pic.twitter.com/c7TB1jNmqa
— 水戸子龍 (@mitoshiryu) 2014, 11月 25
卓上カレンダー、よりによって11月はコレかぁ~。 pic.twitter.com/ozrSCAY2Gd
— 水戸子龍 (@mitoshiryu) 2014, 11月 25
水戸ホーリーホックにもう少し予算があれば、今シーズンも残ってほしかった選手です。なぜJリーグやJFLのチームが獲得しなかったのか、不思議に思います。小柄故のフィジカルの弱さや故障の多さなどから敬遠されたのだと思われますが、そんな低評価を覆す活躍を期待しています。小澤選手の退団コメントにある「必要とされたチームで常にプロフェッショナルとして、ピッチで自分を表現していきます。」という言葉からも断固たる決意が感じられますので、FC鈴鹿ランポーレ関係者の皆様は期待してもらって結構です。
【追伸】
正直に白状すると、このニュースを知った時の感想は、「なんで小澤ほどの選手が地域リーグなんだ!」という怒りに近いもので、契約を更新しなかった水戸ホーリーホックや他のJリーグクラブの見る目のなさを呪いました。しかし、上記の本人のコメントを読んで、今は、この“小さな巨人”の新たな門出を心から祝福したいと思っています。FC鈴鹿ランポーレにとっての馬場選手のような存在になってくれることでしょう。
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