リーグ戦第10節（vs.ファジアーノ岡山 ホーム）

攻守の柱が躍動！チームに勢いをもたらす勝利

攻めては開幕直前の故障から復帰した主将・船谷選手が、今シーズン初スタメンでいきなり決勝ゴール。守っては守護神・本間選手のPKストップなどにより、強敵・ファジアーノ岡山を完封。攻守の柱の活躍による、チームに勢いをもたらす勝利でした。スケジュール的にとても厳しいゴールデンウイーク連戦の初戦で、こういう試合ができたことは大きいと思います。

ベストゴールノミネートの船谷選手のゴールシーン

 

その一方で、チーム得点王の馬場選手やエースの吉田選手ら、疲労の蓄積が心配された主力選手を休ませることにも成功しました。連戦では選手を休ませながら戦うことも重要ですので、これも非常に大きかったと思います。
馬場選手本人は、ブログで出場できなかったことを悔しがっていました。プロとして当然の感情でしょう。主力選手の不在時に他の選手が活躍することで、チーム内での競争が激しくなれば、水戸ホーリーホックの上位進出も現実味を帯びてきます。

見守り続けることが選手の成長を促す

しかし、手放しでは喜べません。試合内容的には、前半は完璧、後半はイマイチという前節と似たような展開でした。結果が真逆になったのは、運に助けられた部分も大きかったと思います。まあ、開幕戦が不運な形のドローでしたから、これでチャラですね。ただ、今のままでは上位進出は難しいことも確かです。さらなる成長が必須と言えます。
シーズンはようやく四分の一に達しようかというところです。サッカーの試合に例えれば前半20分程度で、まだ勝敗の行方など全く分からない時間帯。ガルパンのストーリーに例えれば、まだ第3話が終了した程度で、全国大会前の練習試合が始まったばかりという状況です。時間は十分にあります。今後のチームの成長に期待し、今は力一杯の声援を送りましょう。どんな状況に陥っても、サポーターが諦めず、見捨てず、見守り続けることで、選手が先に諦めることを許さない――。そんな姿勢が成長を促すと私は思います。

試合結果

水戸ホーリーホック 1-0 ファジアーノ岡山

試合ハイライト動画